今日も嫌がらせ弁当

娘への日々の弁当を掲載したブログから反響の多かったものをまとめた同名の本から作られた映画。生意気な態度をとったり無視したりする反抗期の娘へ、毎日嫌がらせ弁当を持たせて反撃するお母さんの実話をベースにした物語。

最初は単純なキャラ弁だったものが、娘の心の葛藤やそれを見守るお母さんからのメッセージ、といった形や、ブログを見たシングルファーザーとの交流等、原作を読んでいないのでどこまでが事実なのかはわからないがストーリーもよかった。特に最後の卒業証書の件は少し感動。また、篠原涼子ははまり役だと思った。

傲慢と善良

辻村深月さんの小説。彼女の小説は以前にも読んだことがあると思うがかなり昔でタイトル、内容共に忘れてしまった。

親から何もかも過保護に育てられ自分で考え行動することができないまま大人になってしまった女性が結婚を前に失踪。前半は婚約者の男性目線で徐々に彼女の生い立ちや心情の真理に迫っていく。後半は前半部分の答え合わせをしながら、そして人との出会いを通じて彼女が成長していく姿が描かれる。

いわゆる箱入り娘として育った女性が、少し素敵な男性と出会ったことによる心の葛藤が人間臭く描かれていたと思う。

ラ・ラ・ランド

2016年公開、ライアン・ゴズリングエマ・ストーンが主演のミュージカル映画。公開時から気にっていたもののタイミングが合わずここにきてやっと鑑賞。アルバイトしながら俳優を目指す女性と売れないジャズピアニストの男性が、オーディションに落ち続けて自信を無くしたり生活のために自分のやりたいことを抑えたりと葛藤しながらお互いに惹かれ合う物語。ミュージカル映画はストーリーがあまり入ってこなくて得意ではなかったのだが、本作品は会話部分も多く楽しむことができた。ベタだったり出来過ぎな偶然があったりしたものの、音楽も良かったしダンスも一通りうまくていい作品でした。

Little DJ 小さな恋の物語

ラジオが大好きな中学生の少年が病に冒されながらも入院中の病院でDJとして生きがいを見つけたり、病院で出会った女の子との恋を描く物語。主人公の太郎を演じる神木隆之介君は子供の頃から顔が変わらない、、しかし2007年公開だから役柄と同じく10代前半だと思うが演技が上手い。今夜、ロマンス劇場で、と同様、現代から過去を回想した形でストーリーを進めていく作柄は過去と現代をつなぐ伏線とその回収の仕方が大事で、それ如何で終わり方や作品の出来が大きく変わるなと感じる。ベタな点もいくつかあったものの、他の患者との触れ合い、家族愛など、感情移入できる場面も多く、いい作品だった。

今夜、ロマンス劇場で

2018年公開、綾瀬はるかが演じる白黒の映画から飛び出してきたお姫様と、坂口健太郎演じる映画監督を目指す青年のラブストーリー。地上波放映版を視聴。ファンタジーはあまり入ってこないのだが、ストーリー性もあり本作品は非常に良かった。綾瀬はるかは透明感なのか彼女の人柄なのか、どの作品においてもヒロインとしての魅力を発揮できる存在だなと改めて実感。竹中直人北村一輝の雑な使い方、現実世界とは少しずれているヒロインの行動に振り回される主人公など、笑いの要素もあり。しみじみとはしながらもハッピーエンドと言える終わり方、それにつながるヒロインの秘密など、おすすめできる作品。

学びを結果に変えるアウトプット大全

精神科医の樺沢紫苑さんの本。アウトプットが以下に大事かという点にフォーカスしながらも目標設定の仕方や対人の振る舞いなど自己啓発本といった印象。内容としては眼から鱗の内容というわけではないが全て仰る通りであり、ブログで日記を書くことが自分を成長させるいいトレーニングになるということで今日から始めることにする。